Kindle PaperWhiteにニューモデル、ただし価格は2000円値上げ
筆者も愛用中のKindle PaperWhiteですが、現行モデルより2000円高い9980円で新モデルが今年10月22日より発売されるようです。
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: エレクトロニクス
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この新モデルには1980円分の電子書籍用クーポンが付属しており(9月4日~11月30日に購入した人が対象)、2000円分の値上げを相殺する心づもりのようです。「実質値上げ0円」ってやつですね。
さて、「実質0円」と言われたところで本体の値段だけ比較すれば値上げになっているのは事実なわけですから、ここで新モデルに追加された機能がどんなものなのか見てみましょう。
より白いスクリーン、より濃い文字
NEW―さらに美しくなったKindle Paperwhiteのコントラスト。スクリーンの白はより白く、文字の黒はより黒く、シャープでくっきり。フォントは快適に読みやすいよう、ピクセル単位で調整。その美しいフォントをKindle Paperwhiteの高解像度ディスプレイが鮮やかに再現します。
新しいPaperWhiteはコントラストがよりはっきりするようです。現行モデルでも十分すぎるくらいはっきりしていると思いますが……。
ページめくりはさらに速く
NEW―25%速くなった新しいKindle Paperwhiteのプロセッサー。本を開くのもページをめくるのもさらに速く、スムーズに。また、Kindle Paperwhiteは最新の静電容量性タッチスクリーンを採用。軽いタッチにより正確に反応します。
これはちょっと嬉しいかもしれません。Kindleストアで買う電子書籍はまだしも、自炊したMobiファイルなどはかなりページ送りが遅く感じることが多かったので。
パラパラとページをめくる感覚で
NEW―新搭載のPage Flip機能で読んでいるページを開いたまま、ページごと、章ごとにパラパラとページをめくっていく感覚で、簡単にプレビューできます。
ここからはソフトウェア的な機能追加ですね。電子書籍リーダーは「本をパラパラめくる」という動作ができないというのが弱点の一つでしたが、それを擬似的に可能にする機能のようです。公式サイトに載っている画像の説明だとこんな感じ。
主にシークバーによって本全体をスピーディーに移動できるというわけですね。この機能の使いやすさは新モデルのプロセッサー性能がどれくらい向上しているかにもよると思われます。少なくとも現行モデルでは、シークバーの挙動はかなり重たいものを想像せざるをえません。
他2つ、ソフトウェア的な機能追加として、なぞった言葉を辞書だけでなくWikipediaでもその場で調べられるようになったことと、辞書で調べた単語を単語帳に追加する機能もあるようです。その場でWikipedia検索はちょっと便利かもしれない。PaperWhiteの処理能力だとちょっと重たいかもだけど。
結論としましては、2000円値上げした分の価値があるかは微妙、というのが正直なところです。諸手を上げてニューモデル万歳、と言えるような変化ではないですね。
恐らくニューモデルの発売以後は、旧モデル(2012年モデル)は順次販売停止となるでしょう。買おうかどうか迷っている人は今のうちに買ってしまうのも1つの手かもしれません。
- 出版社/メーカー: Amazon.co.jp
- 発売日: 2012/11/19
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